「ねずみのふんを見つけたけど、これって大丈夫…？」ねずみのふんは、見た目が不快なだけでなく、様々な病気の原因となる可能性があります。放置しておくと、感染症のリスクが高まり、健康被害に繋がることも。この記事では、ねずみのふんが媒介する病気の種類、感染経路、そして、感染を防ぐための予防対策について詳しく解説します。まず、ねずみのふんが媒介する病気として代表的なのは、サルモネラ菌による食中毒です。ねずみのふんに含まれるサルモネラ菌が、食品や食器などに付着し、それを口にすることで感染します。症状としては、腹痛、下痢、嘔吐、発熱などがあります。次に、レプトスピラ症です。レプトスピラ症は、ねずみの尿に含まれるレプトスピラ菌が、傷口や粘膜から体内に侵入することで感染します。症状としては、発熱、頭痛、筋肉痛、黄疸などがあります。重症化すると、腎不全や肝不全を引き起こすこともあります。そして、ハンタウイルス肺症候群です。ハンタウイルス肺症候群は、ねずみのふんや尿に含まれるハンタウイルスを吸い込むことで感染します。症状としては、発熱、頭痛、筋肉痛、咳、呼吸困難などがあります。重症化すると、死亡することもあります。さらに、E型肝炎です。E型肝炎は、ねずみのふんに汚染された食品や水を摂取することで感染します。症状としては、発熱、倦怠感、食欲不振、黄疸などがあります。妊婦が感染すると、劇症肝炎を発症し、重症化するリスクが高まります。その他にも、ねずみのふんは、様々な病気の原因となる可能性があります。これらの病気は、いずれも感染すると重症化する可能性があるため、注意が必要です。ねずみのふんを見つけたら、絶対に素手で触らず、適切な方法で処理するようにしましょう。