「虫刺されの水疱、つい潰してしまった…」「潰すとどうなるの?」虫刺されでできた水疱は、見た目が気になったり、痒みを伴ったりするため、つい潰してしまいたくなるかもしれません。しかし、水疱を潰すことは、様々なリスクを伴います。ここでは、虫刺されの水疱を潰すとどうなるのか、正しい処置と、絶対にやってはいけないNG行為について詳しく解説します。まず、虫刺されの水疱を潰すとどうなるのか、です。水疱を潰すと、水疱の中の液体と一緒に、細菌が皮膚の内部に入り込み、感染症を引き起こす可能性があります。感染症が悪化すると、化膿したり、治りが遅くなったり、跡が残ったりすることがあります。また、水疱を潰すことで、痒みが増したり、炎症が広がったりすることもあります。次に、正しい処置です。虫刺されで水疱ができた場合は、まず患部を清潔に洗い、冷やしましょう。冷やすことで、炎症やかゆみを抑えることができます。水疱は、できるだけ潰さないようにしましょう。水疱が自然に破れるのを待つか、どうしても気になる場合は、清潔な針で小さく穴を開け、中の液体を出すようにしましょう。ただし、この方法は、感染のリスクがあるため、あまりおすすめできません。そして、水疱が破れてしまった場合の処置です。水疱が破れてしまった場合は、消毒液で消毒し、清潔なガ、ゼなどで覆いましょう。また、市販の虫刺され薬を塗るのも効果的です。虫刺され薬には、抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬などがあります。さらに、絶対にやってはいけないNG行為です。水疱を潰すことはもちろん、患部を掻きむしったり、不潔な手で触ったりすることもNGです。また、自己判断で薬を塗ったり、民間療法を試したりするのも避けましょう。最後に、症状がひどい場合や、なかなか治らない場合は、皮膚科を受診するようにしましょう。虫刺されの水疱は、適切に処置すれば、きれいに治すことができます。