「大切にしていた服に穴が…!」「これって何の虫の仕業?」お気に入りの服に穴が開いているのを見つけた時のショックは計り知れません。実は、その穴、虫が原因かもしれません。しかし、一体どこから侵入して、どのように服を食べてしまうのでしょうか?この記事では、服を食べる虫の種類、その生態、そして驚くべき侵入経路について詳しく解説します。まず、服を食べる虫として代表的なのは、イガ、コイガ、ヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシなどです。これらの虫は、幼虫の時期に、衣類の繊維を食べて成長します。特に、ウールやカシミヤ、シルクなどの動物性繊維や、汗や皮脂、食べこぼしなどで汚れた衣類を好んで食べます。次に、これらの虫がどこから侵入してくるのか、その侵入経路についてです。意外かもしれませんが、主な侵入経路は、窓やドアの隙間、換気扇、そして、なんと私たちが着ている服に付着して…というケースが多いのです。外出先で成虫が衣服に付着し、そのまま家の中に持ち込まれてしまうことがあります。また、卵が付着した衣類を購入したり、譲り受けたりすることで、家の中に侵入してしまうこともあります。さらに、盲点となりやすいのが、クローゼットやタンスなどの収納スペースです。これらの場所は、暗くて湿気がこもりやすく、虫にとって快適な環境です。一度侵入を許してしまうと、繁殖し、被害が拡大してしまう可能性があります。そして、換気不足や、長期間保管している衣類が多い場合も、虫が発生しやすい環境となります。服を食べる虫の侵入経路は、一つではありません。様々な経路から侵入してくる可能性があるため、日頃から注意が必要です。