足の裏が痒い時、真っ先に「虫刺され」を疑うかもしれませんが、実は、痒みの原因は虫刺されだけとは限りません。ここでは、足の裏の痒みの原因として考えられる、虫刺され以外の原因と、それぞれの特徴について詳しく解説します。まず、「水虫(足白癬)」です。水虫は、白癬菌というカビの一種が、足の裏の皮膚に感染することで起こる病気です。水虫になると、足の裏が痒くなったり、皮がむけたり、水ぶくれができたりします。水虫は、高温多湿な環境を好むため、夏場に多く発生します。次に、「汗疱(かんぽう)」です。汗疱は、汗の出口が詰まることで、汗が皮膚の中に溜まってしまう病気です。汗疱になると、足の裏に小さな水ぶくれができ、痒みを伴います。汗疱は、汗をかきやすい夏場や、多汗症の方に多く見られます。そして、「接触皮膚炎(かぶれ)」です。接触皮膚炎は、特定の物質に触れることで、皮膚に炎症が起こる病気です。足の裏の場合、靴下や靴、洗剤、消毒液などが原因となることがあります。接触皮膚炎になると、足の裏が赤く腫れ上がり、痒みや痛みを伴います。さらに、「乾燥」です。足の裏は、皮脂腺が少なく、乾燥しやすい部位です。乾燥すると、皮膚のバリア機能が低下し、痒みが生じることがあります。特に、冬場は空気が乾燥するため、注意が必要です。最後に、「内臓疾患」です。まれに、内臓疾患が原因で、足の裏に痒みが生じることがあります。例えば、糖尿病や肝臓病、腎臓病などが、痒みの原因となることがあります。これらの病気の場合は、足の裏だけでなく、全身に痒みが生じることがあります。足の裏の痒みの原因は、様々です。虫刺され以外にも、多くの原因が考えられます。もし、痒みが長引く場合や、症状がひどい場合は、自己判断せずに、皮膚科を受診するようにしましょう。

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