虫刺されで水疱ができる場合、虫の種類によって症状や特徴が異なります。ここでは、水疱ができやすい代表的な虫の種類と、それぞれの虫刺されの症状、特徴について詳しく解説します。まず、「ブヨ（ブユ、ブト）」です。ブヨは、ハエに似た小さな吸血性の虫で、主に朝夕に活動します。ブヨに刺されると、激しい痒みとともに、赤い腫れや水疱ができます。水疱は、数日経つと破れて、かさぶたになることが多いです。また、ブヨに刺された箇所は、しこりとして残ることがあります。次に、「ヌカカ」です。ヌカカは、体長が1～2mm程度の非常に小さな吸血性の虫で、主に朝夕に活動します。ヌカカに刺されると、チクチクとした痛みとともに、赤い発疹や水疱ができます。水疱は、小さく、複数できることが多いです。そして、「ハチ」です。ハチに刺されると、激しい痛みとともに、刺された箇所が赤く腫れ上がり、水疱ができることがあります。ハチの種類によっては、アナフィラキシ、ショックを起こす可能性もあるため、注意が必要です。さらに、「アブ」です。アブは、ハエに似た大型の吸血性の虫で、主に日中に活動します。アブに刺されると、激しい痛みとともに、赤い腫れや水疱ができます。水疱は、大きく、破れやすいのが特徴です。そして、「毛虫」です。毛虫の中には、毒針毛を持つ種類がいます。毒針毛に触れると、激しい痒みや痛みとともに、赤い発疹や水疱ができます。水疱は、小さく、複数できることが多いです。また、毛虫の毒針毛は、風に乗って飛散するため、直接触れていなくても、被害に遭うことがあります。最後に、「ムカデ」です。ムカデに咬まれると、激しい痛みとともに、咬まれた箇所が赤く腫れ上がり、水疱ができることがあります。ムカデは、夜行性で、湿気の多い場所に生息しています。これらの虫は、いずれも水疱を形成する可能性があります。虫刺されの症状や特徴から、虫の種類をある程度特定することができますが、自己判断せずに、症状がひどい場合は、皮膚科を受診するようにしましょう。