家の中で見かける小さい蛾には、いくつかの種類があり、それぞれ好む場所や食べ物が異なります。ここでは、代表的な小さい蛾の種類と、それぞれの特徴、そして、食品につくのか、衣類につくのか、詳しく解説していきます。まず、「ノシメマダラメイガ」です。ノシメマダラメイガは、体長が7~10mm程度の蛾で、灰褐色のまだら模様の羽を持っています。幼虫は、米、小麦粉、パスタ、お菓子、ナッツ類、ドライフル、ツなど、乾燥した食品を好んで食べます。食品に発生することが多いため、「食品害虫」として知られています。次に、「イガ」です。イガは、体長が5~7mm程度の蛾で、黄褐色の羽を持っています。幼虫は、ウ、ルやカシミヤ、シルクなどの動物性繊維を好んで食べます。衣類に発生することが多いため、「衣類害虫」として知られています。そして、「コイガ」です。コイガは、イガと非常によく似ていますが、イガよりも少し小さく、体長は4~6mm程度です。コイガの幼虫も、イガと同様に、動物性繊維を好んで食べます。衣類に発生することが多いため、「衣類害虫」として知られています。さらに、「メイガ」の仲間です。メイガの仲間には、ノシメマダラメイガ以外にも、様々な種類がいます。例えば、ツヅリガやコナガなども、家の中で見かけることがあります。これらのメイガの仲間は、種類によって、食品や衣類、乾燥した植物など、様々なものをエサとします。最後に、これらの蛾の見分け方です。ノシメマダラメイガは、羽のまだら模様が特徴的です。イガとコイガは、非常によく似ていますが、コイガの方が少し小さいです。メイガの仲間は、種類によって特徴が異なるため、見分けるのが難しい場合があります。もし、蛾の種類が特定できない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。小さい蛾は、種類によって、食品につくものと衣類につくものがあります。それぞれの蛾の特徴を知り、適切な対策を講じましょう。