「家の中で蜘蛛を見つけた！これって退治するべき？それとも放っておいていいの？」家の中で蜘蛛を見かけると、ドキッとしてしまいますよね。蜘蛛に対して、恐怖心や嫌悪感を抱く方も多いでしょう。しかし、実は、家の中にいる蜘蛛の多くは、人間にとって益虫である場合が多いのです。この記事では、家の中で見かける蜘蛛の種類、それぞれの特徴、そして、益虫と害虫のどちらに分類されるのかについて、詳しく解説していきます。まず、家の中でよく見かける蜘蛛の種類として、アダンソンハエトリ、チャスジハエトリ、シモフリヤチグモ、ユカタヤマシログモなどが挙げられます。これらの蜘蛛は、体長が数ミリから1センチ程度と小さく、巣を作らずに歩き回って獲物を捕らえる徘徊性の蜘蛛です。次に、アシダカグモです。アシダカグモは、体長が2～3センチ程度と大きく、脚を広げると10センチ以上になることもあります。夜行性で、ゴキブリなどの害虫を捕食します。そして、イエユウレイグモです。イエユウレイグモは、体長が1センチ程度で、細長い脚を持っています。体色は淡い黄色や灰色で、薄暗い場所に網状の巣を作ります。さらに、セアカゴケグモです。セアカゴケグモは、外来種で、強い毒を持っています。体長は1センチ程度で、メスは背中に赤い模様があります。セアカゴケグモは、屋外に生息していますが、まれに家の中に侵入してくることもあります。最後に、これらの蜘蛛が益虫と害虫のどちらに分類されるのかについてです。アダンソンハエトリ、チャスジハエトリ、アシダカグモ、イエユウレイグモなどは、ハエや蚊、ゴキブリなどの害虫を捕食してくれるため、益虫として扱われます。一方、セアカゴケグモは、毒を持っているため、害虫として扱われます。家の中で蜘蛛を見つけた場合は、種類を特定し、適切な対処をすることが大切です。