ゴキブリが最も出没しやすい場所といえばキッチンですがここは同時に私たちが口にする食器や食材が集まる場所でもあります。キッチンでバルサンを使用する際には「殺虫成分を口に入れない」ための徹底した対策が不可欠です。まず食材についてですが冷蔵庫の中に入っているものは密閉されているため問題ありませんが常温保存している野菜、果物、お菓子、パン、調味料などはすべて冷蔵庫に入れるかビニール袋に入れてきつく縛るか別の部屋に移動させる必要があります。パッケージに入っているものであっても外装に薬剤が付着した手で触れて中身を取り出す際に汚染されるリスクがあるため剥き出しにしておくのは危険です。次に食器や調理器具です。これらも基本的には食器棚の中にしまって扉を閉め隙間をテープで塞ぐのが理想です。水切りカゴに出しっぱなしの箸やコップ、フライパンなどは大きなビニール袋に入れて密封してください。もし養生が面倒でそのままバルサンを焚いてしまった場合やカバーが不十分だった場合は使用後に必ず食器用洗剤で丁寧に洗い流す必要があります。「水洗いだけでいいか」と安易に考えるのは禁物です。薬剤の成分は油性であることが多く水だけでは落ちにくい場合があります。特に子供や高齢者が使う食器は念入りに洗ってください。また炊飯器や電気ケトル、トースターなどのキッチン家電も内部に薬剤が入らないようにカバーをかけるべきです。さらに盲点となりやすいのがシンクの下や引き出しの中です。ここはゴキブリの隠れ家になりやすいため扉を開けて薬剤を行き渡らせたい場所ですが中に入っている鍋やボウルには薬剤がかかってしまいます。したがってここにある調理器具も事前に取り出すか使用後に全て洗う覚悟で開放する必要があります。キッチンでのバルサンは「隠す・覆う・洗う」の三段構えで行うこと。これが家族の健康を守りながら害虫を駆除する鉄則です。
食器や食材はどうする?キッチンでバルサンを使う時の鉄則